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フランスで起きてる働かない若者問題...ゆるすぎる失業保険

フランスのレストランやバーオーナーはみんな声を揃えて同じようなことを言っています。

「これ以上スタッフを見つけられない...」

 

これは近年の日本でも同じだが、若者はキツい仕事はやりたがらないという状況です。

 

日本では少子化の影響が大きいと見られているがフランスはどうでしょうか。

 

フランスでは、気前の良すぎる失業保険のせいだと言われています。

仕事を辞めても2年間は失業手当をもらえるんです。

 

実際フランスは失業保険制度に最も寛大な国の1つです。

そして、多くの人が新型コロナウイルスの影響下でこの"特権"に気がつきました。

 

その結果、人生のクオリティを下げるような仕事などを辞める人が増えているというわけです。

 

フランスの人々はますます、「自分の時間」が人生で最も貴重だと考えるようになっています。

 

それに最初気がつくきっかけとなったのが、コロナ禍のロックダウンやその後のリモートワークでした。

 

この期間、人々は自分の心を整える方法を見出し、愛する人たち、特に子供たちと一緒にいる時間が増える一方、会社との関係が希薄になりました。

結果、会社や上司のために犠牲を払おう、という気持ちが薄れていったと考えられています。

 

原因には、生活費上昇の中での賃金低迷、仕事への不満、パンデミックによる安全性への懸念、リモートワーク施策の充実した企業への就職希望などがあります。

 

これは日本も同様ですが、フランスの産業構造を大きく変えることになるのでしょうか?

キツくて安月給のブラック企業が減少していくことは良いことかもしれません。

しかし、外食産業が衰退していくことは消費者目線では決して良いことだけでは無いはずです。

 

これは日本も同様に、安くて美味しい外食ができる世の中は今後長く続かないという前兆なのかもしれません。